把手がないかご

スーパーマーケットやホームセンターなどで時々、かごの取っ手が外された状態で店頭に積まれているのを見かけたことはありませんか?

かごの取っ手を外す理由について、お話しします。

一番の目的は備品盗難の防止

買い物かごはその汎用性の高さから、備品盗難の被害に遭うケースが多発しています。

買い物かごを持ち帰ってしまうお客様は、便利だから欲しいと思っていらっしゃいます。

たとえばご家庭では、洗濯かごとして活躍しています。
水を含んで重くなった洗濯物を入れても、片手で運ぶことができるのがメリット。
ランドリールームの扉やベランダへ通じる窓を開けるためにも、片手で運べる取っ手付きのかごはとても便利です。

本来であればその場で購入するのですが、備品となると購入する術もありません。
他に販売しているかごを見ても、強度が不安だったり、見た目が望みのものとは違っていたり……。

そこでどうにかして手に入れようとしたくなってしまい

お店にたくさんあるし

一つくらい、いいよね

と、持ち帰りに繋がるケースが多いです。

取っ手を外して店外では活用しにくい形に

盗難を防ぐにはどうしたらいいかな?

あれこれ考えた結果、取っ手を外してみました。

店内ではショッピングカートと手持ち用の穴があるので、取っ手がなくても不便することはあまりありません。

しかし店外では取っ手がなければ片手で運ぶことはできません。
役に立つかごとして活用することができなくなるため持ち帰りたいと思う人が減り、それが備品盗難の防止に繋がったのです。

取っ手がなくなることで載せられる場所が増える

最近では折りたためるマイショッピングカートやベビーカーの下部など、”横から載せる” タイプのものも増えてきています。

かごを載せる場所はショッピングカートだけではなくなってきたため、様々なお客様に対応できるよう取っ手を外しておくこともあるのです。

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